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高橋留美子展・展示
肝心の展示内容です。
派手な所はなく、ひっそりした原画展という印象でした。 「うる星やつら」「めぞん一刻」「らんま1/2」「犬夜叉」「短編その他」と、年代順に展示されています。 正直私、今現在手元に高橋氏のコミックスがあるわけでもなく、「うる星~」の他は高校時代に友人の影響で部分部分読んだ事があるだけのミーハーなんですが、十分楽しかったです。 何といっても萌えキャラの原点(?)ラムちゃん!ナイスバディーなのにいやらしくないのは、氏のクールな作風ならではでしょうか。 そして、らんま(女)!ああ~、忘れてました、この子を!昔アニメ放映時にえらい萌えたことがあるんです。可愛い!可愛い! 性別逆転シチュに萌える性質なのはずっと変わってないのかもしれません…。 氏の絵柄は、今で言う「萌え絵」タッチとは無縁の、あくまで「少年漫画」ですが、昔のを今見ても新鮮な感じがします。あの躍動感とデザイン性はほんとにため息モノです。人物だけでなくバックもきっちり描き込むプロの仕事。 生原画なので、絵の具による紙の歪みなんかもそのままで、おお、といちいち感動。 原稿も展示してあり、ホワイト修正の跡はもちろん、迷い線を消した痕跡もあって、すごいものを見たという感じでした。 WEBのデジタル絵もいいですが、たまに「手描き原稿」というものを見ると、当たり前ですが感動し、元気をもらえるような気がします。 そして「一刻館 管理人室」の再現。ちゃぶ台に湯のみ、小さなブラウン管TV、共同のピンクの公衆電話…。 なかなか中年心をつかんでくれます。 ちょっと殺風景で惜しい!って感じでしたが、筒型のゴミ箱の中に紙袋が装着されてるのが何となくツボでした。 最後に、たくさんの有名マンガ家さんたちがこの展覧会に寄せて、各々の作風でラムちゃんを描いたコーナーがありました。その名前については、図録に載ってるだろうと高をくくってメモらなかったのに、後で見たら載ってなかった…(T T) なのであまり覚えていません。 あだち充、椎名高志、安野モヨコ、原哲夫、青山剛昌、北条司、いとうのいぢ…あと吉田戦車とか。(シュールでした。) その他勉強不足で知らなくて申し訳ないのですが、最近の作家さんも一杯。それぞれのラムちゃんとコメントを堪能できました。 余談ですが、椎名高志氏の奥様は元高橋氏のアシさんだったそうで…初めて知ったっちゃ。
by yukino-mori
| 2009-03-10 14:25
| 漫画・アニメ
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