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グスコーブドリの伝記ブドリ: 「何を手伝えばいいんですか?」 男: 「網掛けさ。網をかけるんだ」 ブドリ: 「網掛け…じゃあおじさんは漫画家なんですか?」 それはカケアミだよブドリ君。 っていうのは冗談として。 アニメ映画「グスコーブドリの伝記」を観てきました。 昔、「銀河鉄道の夜」になぜかはまりまくって、親に頼んで2回も観に行った私、その時と同じ杉井ギサブロー監督、キャラクター原案ますむらひろしのコンビ復活といえば、観に行かないわけにはいきません! ということで、期待も過剰だったのかもしれませんが。 正直、一回ではよくわからなかった…。 先入観を持たないように、レビューも原作も読まずにいたのですが、最低限原作は読んどいたほうがよかったかな~と後から思いました。 なんか終わり方が唐突に感じられ…「え?終わり?」と思ってるうちに、小田和正の「生まれ来る子供たちのために」が流れ始め…。 多分、原作を踏まえた上でもう一回観れば、ストンと納得したであろう予感。 DVD出たら借りよう。 原作は後から読んだのですが、あまり長くない。「銀河鉄道の夜」に比べると、ほんとすぐ読めます。立ち読みでもOKなくらい(笑)。よくこれをここまで膨らましたな~と思います。 映像はとにかくきれいで、CGなんかも多用していて、話の中身も原作の雰囲気よりかなり幻想的な色彩が濃いです。 キャラが擬人化した猫というのも、幻想的な雰囲気に一役買っているのかも。人間に比べると、無表情ですからね~。 それにしても、声優として小栗旬と忽那汐里を迎えた意味がちょっとわからない…。 一生懸命やったであろう彼らには悪いけど、私は生の俳優がアニメの声を当てるのはあまり好きではないので。 私的に一回観た評価としては、「・・・?」な感じでしたが、言いたいことはよく伝わった映画でした。 自己犠牲の精神の美しさ。何かを一生懸命やることの大切さ。友愛。 そういえば、私今まで、「いかに世の中に役立つか」という観点で身の振り方を決めた事ってなかったなあ…と猛省させられました。今更遅いですが。
by yukino-mori
| 2012-07-10 22:41
| 漫画・アニメ
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